先週は日の出を撮ったので、今週は夕陽を撮ってみました。初めての我が街、西尾市の夜景撮影。今の時期、夕陽は鈴鹿山脈の南、笠取山842mあたりに沈みます。撮影は車で10分、眺望の良い「万燈山」頂上付近の鍵万燈145mに決定。
鍵万燈では毎年8月14日、108基のスズミ(ツボラ)を灯明。900年前?から続いている行事です。右下の万燈山の頂付近に∩形がかすかに見えます。そこです。
早めに機材(風止めの重しレンガ1個、カメラ2台、3脚2本、レンズ3本)15キロを担いで、ハアハア、ゼイゼイ準備万端。
猛烈な風の中、時を待ちます。
17:25 たんトピア、200mの集合煙突。夕陽をバックに黒と炎の煙、2本の煙突の煙、なんで違って見えるんかい。
17:27 夕陽に照らされ、赤みを増した名古屋駅界隈の高層ビル群(距離40キロ)、手前左にアイシンの本社ビル。
17:36 笠取山842m付近に沈みゆく太陽。左下に煙突。
17:38 広角で撮るとこうなります。左は伊勢あたりから右はもう御嶽あたりまで入っているのでは。
17:47 日の入り後10分ほど、鈴鹿山脈上空のグラデュエーション。
18:03 参りました。西尾市街の夜景って、とても暗いです。函館と比べると、100対2.7(江戸時代の西尾藩の石高が27,000石)、こんなもんでしょうか?
ちと残念。
安城、刈谷方面、光が多いような感じがします。暗闇の中、そばには供養塔、真下には板倉勝重の長園寺。山中に一人は幾つになっても怖いものです。一目散で下山です。
もう、西尾の夜景は撮ることはないでしょう。