スタート後、1回目の4コーナー通過、アエロリットが先頭、早いペースで引き離しにかかります。アーモンドアイは後方外目です。
ゴール前付近をスワーヴリチャード、アーモンドアイ、リスグラシューが中団につけてレースは進みます。
4コーナー、アーモンドアイが先頭をうかがう勢い、大歓声です。そして、ずっと内にいたリスグラシューを、レーン騎手巧みな手綱さばきで外へ出して
いきます。
まるでリスグラシューが外へ出るルートが敷かれているように、移動しています。
このあたりを過ぎた残り300mから、アーモンドアイ、フィエールマン、サートゥルナーリア、リスグラシューがほぼ並んで追い比べ。
大半の観衆はここからアーモンドアイが圧勝するイメージを、しかし、リスグラシューの脚が他とはけた違い、一瞬のうち先頭に。アーモンドアイは全く伸びない、スタンドからは悲鳴。フィエールマン、サートゥルナーリアが食い下がるが、差がつく一方。
レーン騎手、残り50mで勝利を確信、早々と勝利のガッツポーズ。
そして、リスグラシューを指さしこの馬が一番、相棒にも敬意のジェスチャーか?
これほどまで成長しているとは、これでGⅠ3連勝です(GⅠ勝利は4勝)。2着サートゥルナーリアに5馬身差です。
この出走メンバーで、この桁違いの脚。伝説の有馬記念となるでしょう。勝タイム2分30秒5はここ34年で3番目に速いタイムです。
フィエールマン5着、池添騎手、有馬記念5勝目ならず。
どうしたことか、誰も予想出来なかったアーモンドアイ9着。「これが競馬」「これも競馬」。GⅠを7勝することはやはり至難の業ですね。
アーモンドアイなら10勝は行くのも、それほど遠くはないだろうと思っていましたが。
時折、単勝の記念馬券(100円)を購入していますが、今回は不適中アルバムに入れることになります。
さすが武騎手、ワールドプレミアを最後方から3着まで持ってきました。
レーン騎手、鞭を掲げて観客の声援に応えます。JRAは特例としてこの日の一日騎乗を許可。見事なまでの回答です。
さすがスミヨン騎手、サートゥルナーリア2着で3歳最強馬を証明。有力馬オーナー寡占状態の日本競馬界ですが、よくぞこれだけのメンバー出走で有馬記念を
盛り上げてくれました。これからも競馬ファンファースト頼んます。
多くの優勝関係者には、最高のクリスマスプレゼントですね。おめでとうございます。
チームリスグラシュー、リーダーは異色の調教師、矢作芳人氏。レーン騎手の一日騎乗は会心のヒットでしょう。
リスグラシュー最終出走レース、これほどもったいない引退はないでしょう。
さすが、父ハーツクライ、成長力があります。
これでリスグラシュー名牝伝説の1ページが輝くことでしょう。
ゲストプレゼンター葵わかなさん、これほどまでに牝馬の勝利にふさわしい人がいるのでしょうか。
今年の競馬ブログ最終フォトは、葵わかなさんで〆。
毎年、有馬記念の後は中山界隈に住む旧友との忘年会。馬券の話はなし。
今年は、カメラ機材の更新の効果もあってか、競馬写真は少しばかり満足するものに近くなってきたような気がします。
それなりに撮りたいレースにも出陣できました。ありがたいことです。
反面、馬券はここ5年で最低の回収率になりそうです。