この日は、時間無制限のタクシーで観光地を巡ります。予定はダナン市郊外の五行山、南西45㎞にあるチャンパ王国のミーソン遺跡、そしてちょうどこの日が月1回のランタン祭りのホイアンへ再度訪問です。
まずは、10分ほどで五行山。大理石でできていることから「マーブルマウンテン」とも呼ばれています。全部で五山あるそうです。一番大きいトゥイーソン(高さ108m)が中心。登頂用のエレベーターを利用、降りたところで他の連山が望めます。
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山腹の至る所に洞窟があり、仏像などが安置されています。
誠に神秘的です。
最も大きなフィエンコ洞窟、ベトナム戦争時、米軍の空爆で開いた天井から光が差し込んでいます。
立派な仏像が安置されています。
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西端の展望台からの景色です。ハン川、その遥か彼方にはダナン市のダウンタウンも望めます。
次は1時間のところにある世界遺産のミーソン遺跡。チャンパ王国の遺跡はベトナム中南部に数多く点在します。
よく整備されており、山奥にも拘らず、アクセス道路、軽食店、電気自動車の配備など大したものです。
しかし、遮るものがなく、暑さには参ります、日傘は必須。
電気自動車は遺跡のかなり手前でストップ。歩くこと10分、きれいな花が一服の清涼剤です。
次々と遺跡が見えてくるのですが、まだまだ建設について不明なことが多いようです。また、ベトナム戦争や自然破壊など
遺跡の崩壊が相当進んでいました。
修復された部分がよくわかります。手前の碑には弾痕だらけです。
まだ手付かずの遺跡もたくさんあります。
チャンパ王国は時代が重なるためか、アユタヤ、アンコール朝の遺跡とよく似ています。仏教、ヒンズー教などが融合している感じですね。
整備された祠堂内部、当時は像が安置されていたのでしょう。
完全にヒンズー教ですね、立派なリンガ。
一刻も早く崩壊を防がないと。
ちょうど遺跡管理小屋では、ダンスショーが行われていました。ここでびっくり、笛を吹いている人、全く息継ぎをしている形跡がない、
ように感じました。ずっと縦笛の根が続いているのです。終わらないので途中で帰路につきました。
きれいなブーゲンビリア、その昔、チャンパ王国時代も咲いていたのだろうなあ。
ベトナムの有名なサンドイッチ「バインミー」(これがうまい)で遅めのランチは済まし、少し早いがホイアンへ向かう。