大日越、本宮大社に向かうのは僕ら二人のみ、すれ違ったのは5名、皆さん歩かないんだなあ。何とか大斎原にたどり着く。てっぺんに八咫烏の紋を付けた日本一高い大鳥居(高さ34m、幅42m)は健在でした。
大斎原からすぐの小高い山の上に「本宮大社」があります。
参拝順序も違うし、細かい参拝作法もやれてない、これではご利益があるかどうかも疑わしいが、まあ初詣ということでご容赦を。
左が西御前(結宮・第一殿)、右が中御前(結宮・第二殿)いずれも重要文化財1802年建立。もとは大斎原にあった社殿ですが、
1889年(明治22年)洪水での流出を免れ(第三、四殿も)、現在の場所に移築されたものです。
さすがお正月、参拝者も多い。お二人の今年の運勢はいかに。
もう大日越を折り返す気力もない僕らは、タクシーで湯の峰温泉の宿へ引き返すという体たらくです。
日本秘湯を守る会の宿、湯は満点、料理も満点、でした。
翌朝、旅館前の東光寺境内では餅投げ用の餅つきをしていました。力持ちのお母さん。
この日の目的地は修験道で名高い大台ケ原の「大蛇嵓」に決定。100キロ余りの山道につき時間がかかる、2時間ほどかけてあと30キロほどの地点で、何としたことか、
あんまりです、あんまり、通行禁止の立て札とクサリ。どうやら突然の降雪のようです。
困ってしまった僕らは、目的地を帰路の途上地点でもある、女人高野の「室生寺」に急遽変更、直行。
太鼓橋付近の駐車場の車は僕ら1台のみ。お正月というのにほとんど人影もない。
鎧坂、金堂(平安時代・国宝)を見上げる。2004年には無かった手すりがついている。
夕日が射し込む金堂。2004年は金堂内陣諸仏は撮影できていたのが、今は一切撮影禁止になっている、ナンデ。
金堂西面、屋根は寄棟造、柿葺き。
本堂(潅頂堂、鎌倉時代・国宝)、入母屋造、檜皮葺き。
五重塔(800年ごろ・国宝)、法隆寺に次いで古い五重塔、屋外にあるものでは日本最小、高さ16m。(最高は東寺の54.84m)
まさに女人高野と呼ぶに相応しい貴婦人という感じです。
今回も無事ホームにとうちゃこ。期待通りや期待外れがないまぜの撮影事始め、今年の撮影模様はどうなることやら。