安居溪谷の最深部の宿、宝来荘に至る県道362から見る川の色は、薄暮の中でも十分仁淀ブルーの片鱗を覗うことができました。
1日目の宿泊客は僕らの他に1名、ちなみに2日目は2名のみ。手前が上流になります。
地酒を飲んでおやすみなさい。
翌朝、まずは車で20分ほどの溪谷最上流部にある「大釜」へ。車道から奥深い山道を15分ほど歩くと落差15mの滝が落下する
美しい滝壺の光景が眼前に。余りに奥深いために、終日陽が当たることはないとのこと。
すぐ下流に「小釜」があるのですが、どちらも10数メートルの崖、撮影も少々怖い。何故か
ポリネシアの小島で泳ぐ子供の情景が頭に浮かんできました。
再び車道に戻り、少し下流の「水晶渕」へ。とうろく様というお堂が。正月にふさわしい、ありがたいと思いましたが、
子宝のごりやくがあるということで用無しですね。
砂防ダムの下流が目に覚めるようなエメラルドグリーンの「水晶淵」、どうしてこんな色になるのだろう。
たまげた美しさだ。
溪谷でもまだ陽が射してこないところは、色彩の違った仁淀ブルーです。
とても透明な水なので、玉砂利が手に取るように見ることができます。
角度によっては、全く仁淀ブルーが現れないところも・・・・。
日陰です。
余りに深い渓谷(600m)のため、高い木立ちのみ光が当たります。
少し深いところは、光が射し込むとこんな色合いになります。
溪谷随一の滝、「飛竜の滝」落差25m。宝来荘から歩いても20分ほどか。水量も豊富で見事な滝です。
3日目中津溪谷へ向かう途中、安居川中流域、あまりの美しさに車を止めて撮影。
地元の人の話では、「四国の川の上流はどこでもこんな色しちょるぜよ。」
余りにきれいですが、もう見慣れてしまいました。贅沢だなあ。
車で小1時間、仁淀川町もう一つの渓谷美を誇る中津溪谷へ。