西尾の「百年名家」を撮る

BS朝日の日曜昼の番組「百年名家」をご存知ですか? 100年以上の歴史を持つ家屋を訪ねる番組で、
古き良き日本の文化に触れることができ、とても穏やかな気持ちになります。

なんと、その百年名家が西尾市にもあったのです。
街のど真ん中にある同級生Tちゃんの邸宅に行ってきました。僕は55年前にこの家に遊びに来た記憶があります。

斜面に建てられた名家、下方は堅固な石垣が廻らされています。敷地は400~500坪はあろうかと。
医者の診療室が2階にある母屋(おそらく築130年ほど)を中心に、離れが2棟。

先ずは家屋外観から。
2階建て、ぐるりと大木のある庭に囲まれています。十数枚ある雨戸を主人自ら開けてくれました。
2階の2枚はきつくて開かない。
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濡れ縁、蹲(つくばい)が写っています。
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釣り灯篭が軒下に。
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2階に診察室があったそうです。
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実は上の4枚は裏側に当たります。こちらが診察室へ入る立派な玄関、まるで車寄のようです。
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家屋の中に入ってみましょう、部屋数はめちゃくちゃ多い。座敷には夢窓疎石墨跡(主人談)。
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無造作に置かれた渡辺崋山の弟の筆による屏風(主人談)
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診察室に置かれていた超特大の柱時計。高さは2mを優に超えます。
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この襖絵や額も相当なものらしいです。是非「お宝鑑定団」に来てほしいものです。
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掛込天井、土壁、竹材の灯り窓をしつらえた日本間。
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邸宅を建てた祖父(主人は中興の祖と言ってました。)がよくこの火鉢を前に、煙管をやっていたそうです。
なんせ慶応生まれとのこと。
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庭を撮りましょう。
待合室からの景観です。診察の待ち時間に庭を愛でて癒される、そのためにお祖父さんは2階に診察室を持ってきたらしい。瓦は全て吹き替えたとのこと。
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立派な十三重石塔が高台に安置されています。
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幹回り2mはあろうかというクスノキ?でしょうか。
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離れへ続く庭。
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見事な石畳の両側には、いろいろな花が客人を迎えてくれます。
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今後この名家をどう保存していくか、わが街も多くの名家がなくなりつつあります。
Tちゃん頑張ってね。一般公開も含めて。
# by 6737point | 2017-05-09 21:17 | その他 | Comments(0)

結の故郷 越前おおの

今まで「天空の城」は竹田城、備中松山城をアップしてきましたが、今回は越前大野城。
今の時期、雲海に浮かぶ姿は撮れません。

人口35,000人足らずの大野市ですが、越前の小京都と言われるだけあって観光資源テンコ盛り、城下町をぶらり旅。
400年以上も続く七間朝市、地方の手作り漬物や玩具など庶民の市場として、また観光客の名物として開催されています。
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城下町の面影を残した七間通りを中心とした街並み、格子窓を多用した銀行の風情です。
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店舗の2階、有名な浄瑠璃の一場面が、定刻に何度も(多分)演じられます。
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スピーカーから語り、格子窓から踊り、結構見ごたえありました。
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遠く西の方向、亀山の頂に越前大野城が写っています。
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城下町の東の寺町通りには16の寺が集中しています。戦では寺は宿泊地として、また本陣となります。
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大野市は湧水でも有名で、町のいたるところで「清水」と名付けられた場所を見ることができます。
かっては城主の御用水として使われていた「御清水」(おしょうず)。
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そして、お城の撮影スポット戌山(324m)へ。登り口から20分、ちょっと見にくいのですが、小高い亀山(249m)の頂に天守が見えます。
そして、遠くに見える山々の残雪がいいですね。
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天守の上方に見える白い峰は「白山」です。冬の季節、早朝には大野盆地に雲海が湧き幻想的な景観が現れます。
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次は、天守に登城しようということで、道を間違えたらこんな景色に出会いました。
シバザクラ、水田、平山城の天守、そして青い空、こんな景観は他では見られないでしょう。
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あたかも水面に浮かぶ島のようです。モン・サン・ミッシェル。
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寄ってみました。
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さらに寄ってみました。
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20年ぶりの登城。現在の天守は、1968年絵図に基づいて、鉄筋コンクリートで再建された復興天守です。
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天守から西方を望む、田んぼの畦道にシバザクラが見えます。
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畦道の雑草対策や景観づくりに、シバザクラの植栽が25年前に始まったそうです。
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相当な広範囲でシバザクラが絨毯のように覆っています。
公園などのシバザクラではなく、人と生活の中でこれほど広範囲で息づいているシバザクラは、他にないのでは。
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さすがに「結の故郷」お会いした全ての地元の方、おもてなしのレベルが高い。
また来たくなりました。

帰路も全く渋滞もなく、ヌルヌルの九頭竜温泉でゆっくり休んでいくことができました。

# by 6737point | 2017-05-09 00:31 | 風景 | Comments(0)

掉尾を飾る一本桜、荘川桜

北海道以外では、桜満開情報の掉尾を飾る荘川桜。毎年GWになるので避けてきましたが、そろそろ行っておかねばということで、
いつもの友と渋滞覚悟の出陣です。
まだ、満開になっていないネット情報、宿や諸々の関係で変更不可。おまけに直前に今年は咲きの悪い裏年ということを知ってしまいました。

スマホのおかげで、渋滞も回避でき15時にはトウチャコ。
荘川桜まで100mの御母衣湖畔から白川郷方面を望む、まだ、山には雪がたっぷりです。
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臨時駐車場もあり、さすがGW真っ最中、相当な観光客。
左側のダム湖に沈んでしまった手前が光輪寺、奥が照蓮寺にあったアズマヒガンザクラの古木(推定樹齢500年)です。
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裏年のため花は少ない。
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小さい花ですが、古木の歴史を知ると感慨深いものがあります。この花が咲く年がいつまで続くのだろうか。
国を守る、日本を守るということはこういうことを言うのだ、と思うのであります。
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同じ中野展望台に建つ照蓮寺の開基、「嘉念坊善俊上人」像。
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18時からのライトアップまで待ちました。照蓮寺の桜、空の色もミラクルタイムです。
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20時、もう空は真っ暗です。
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さあ、ここから本日の宿、大野市のホテルまで2時間です。
# by 6737point | 2017-05-07 17:11 | 風景 | Comments(0)